金融を知ると世の中がわかってくる
金融は世の中のあらゆる分野と繋がっています
吉川
哲生
准教授
Yoshikawa
Tetsuo
修士 (経済学)
経済経営学部 経営学科
アメリカの国際通貨政策について米財務省やFRBの歴史研究をしています。
金融・国際金融をゼミや講義で学生に話していくうちに、大学での勉強を世の中を知る上で役立ててほしいと思うようになり、教育手法の改善にも取り組んでいます。
シーズ(研究)紹介
例えば、2024年1月から「新NISAが始まりました。投資をしましょう」というニュースがありました。そもそも、なぜ投資をしないといけないのでしょう?銀行預金は2024年1月現在0.001%の銀行がほとんどです。この金利で100万円を200万円にしようとすれば、約72,000年かかりますが、投資で毎年2%の利回りを得られれば約36年で200万円になります。3%だと約24年、4%だと約18年という計算になります。
一方で2023年、円安と資源高により物価が上昇しましたね。物価が2%上がれば、お金の価値は低下します。これがインフレですが、インフレの世の中ではますますお金を増やさないと生活が苦しくなります。給料がインフレ率よりも上がれば良いのですが、そうでなければ自分で増やすしかないのではないでしょうか。
実績と今後の活動予定
『変わる時代の金融論』(有斐閣)では金融政策について執筆しています。中央銀行とは何をするところなのか、超低金利時代の金融政策とはといった内容です。
江別市行政改革推進委員
地域や産業界、自治体に向けて
講義やゼミで以下の取り組みを行っています。時事問題・・・大学で勉強することが社会生活でどのように活かせるのかを金融や経済のニュースを使って解説します。
Kahoot!・・・小学校などでも使われているクイズアプリ。予習復習ができているか、確認することができます。
検索し放題のテスト・・・講義のテストは自力なら何でもありです。生活でインターネットを利用することは不可欠で、それによりもっと先の世界を勉強することに時間を使えます。
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