地域企業の顧客ロイヤルティ構築及び発展に向けて

多様な人財の育成・活用の重要性について

矢川   美惠子 特任教授
Yagawa   Mieko
経済経営学部 経営学科

航空会社で長年ホスピタリティを考察し実践してきた中で、個々の能力向上はもちろんのこと、チーム(組織)で成果を上げる意識醸成や具体的な仕組み作りの重要性を学び、PDCAサイクルを確立する活動を行ってきました。

現在は本学教員との副業で研修講師として企業に出向き、人事担当の方や受講生の方々と対話し、納得感のある意識変革や演習での実践体得を牽引すべく「共に学び合う」姿勢で取り組んでおります。

キーワード
  • ホスピタリティ
  • コミュニケーション
  • ビジネスマナー
  • 社会人基礎力
  • チームビルディング

シーズ(研究)紹介

研究テーマ

「企業における人財活用の実情と就職前に身に付けておくべき能力要素についての継続的な考察」

 

ICT時代の労働市場は流動的ではありますが、AIには担えない普遍的な「人」の力に更に着目し、EQ〈感情面や情緒面において健康で,かつ人間関係を適切にこなせる人格的能力〉に関心を高め、行動化できる人財の育成輩出が望まれます。

ベースとなるホスピタリティ・マインドの醸成や他者理解、精神的経済的自律を促し、産学双方から継続的に支援することが目標です。

グローバル化、オンライン化が進む環境下、多様な人とのコミュニケーション力の向上は必須課題となっており、概念の理解、態度、TPOや文化の違いに合わせた表現方法、言葉遣いなど、実践的なコミュニケーションスキルを学修し体現化するカリキュラムを検討しています。

実績と今後の活動予定

ANA客室乗務員(1979年~2000年)
ANA客室乗務員管理職(2000年~2012年)
ANAビジネスソリューション研修講師(2012年~現在)
<講演・研修実績> 
新入社員研修/接遇マナー研修/コミュニケーション研修/チームビルディング研修/リーダーシップ研修/クレーム対応研修/管理職研修/ユニバーサルマナー研修 など
時間 1時間~7時間×2日間  受講聴講対象者 4名~230名

地域や産業界、自治体に向けて

時代の変革期において、北海道の豊かな土地や自然は何よりの宝であることを再認識しています。
北海道の地域特性やアイデンティティを生かし、様々な分野で、多様な人・動植物と資源を分かち合い共存発展する企業を数多く創出し、緩やかに経済発展していく社会が望ましいと考えます。
ジェンダー平等については、女性の強みや潜在的保有能力を更に引き出し、地域に根差して活躍する人財の育成に寄与したいと考えております。

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