ジェンダーの視点からソーシャルワークの理論と実践を探求する
「家族支援」「母子支援」「トラウマを抱えた人の支援」から
横山
登志子
教授
Yokoyama
Toshiko
博士 (社会福祉学)
人文学部 人間科学科
わたしたちの社会をかたちづくっている制度や関係性には、例外なくジェンダーによる分類と規範が根付いており、時として不平等が生み出されています。ジェンダー・センシティビティの視点から、あらゆる人の幸せや豊かさにつながるソーシャルワークの理論や実践とはどうあるべきかを探求しています。
実績と今後の活動予定
実践およびフィールドワークを基点とした実践的課題について、質的研究や実態調査、理論研究、社会的活動などを行ってきました。その成果は報告書や学会発表、論文、図書出版(共著)で公開しています。今後も継続して、ソーシャルワークにおける家族、女性への支援に焦点をあてて研究を進めていきます。『ジェンダーからソーシャルワークを問う』(2020)横山登志子、須藤八千代、大嶋栄子編著、ヘウレーカ
地域や産業界、自治体に向けて
ソーシャルワーク実践は、個人や家族の問題解決を支援するだけではなく、地域での関係者のネットワーク、地域づくり、制度や社会規範の変革にむけた活動までの広がりを有しています。いくつもの困難を抱えた家族や女性に対する支援のあり方を、実践と理論の往還のなかで考え続け、質的研究を用いて探求しています。 関連情報
- 教員教育研究業績
- https://researchmap.jp/read0157648