地域教育の活性化による基礎教育の質的保障の拡充

住民参画でつくる子どもにやさしい地域づくり

井上   大樹 准教授
INOUE   Hiroki
修士 (教育学)
人文学部 こども発達学科

もともとは若者の自立(広い意味で)と教育実践(高校、大学・専門学校、社会教育)の研究をしていました。実は、若者の現状は小学校あるいはそれ以前の教育の結果ともいえるのです。現在は、子どもの成長を長期で見通せる小学校教員・保育士の養成、地方創生で効果的な子ども・子育て支援について、それぞれの取り組みを「市民(主権者)の学び」の視点で分析する研究を主としています。

キーワード
  • 地方創生
  • 社会教育
  • 子どもの権利
  • 子どもの貧困
  • 青少年育成
  • 子ども・若者支援

シーズ(研究)紹介

実績と今後の活動予定

2014年12月 - 2015年10月 恵庭市 総合計画審議会教育福祉専門部会部会長
2015年6月 - 2015年9月 恵庭市 地方創生懇話会委員
2015年5月 - 現在 北海道私立専修学校各種学校連合会 教員能力認定委員
2016年5月 - 現在 札幌市生涯学習財団 さっぽろ市民カレッジ講座企画委員
2017年1月 - 現在 社会福祉法人未来の会 理事
2016年5月 - 現在 恵庭市教育委員会 社会教育委員
2016年7月 - 現在 江別市教育委員会 社会教育委員
主な著書(いずれも共著)
『格差社会における家族の生活・子育て・教育と新たな困難』、旬報社、2014年 (ISBN: 9784845113460)
『教職概論:「包容的で質の高い教育」のために : SDGsと学校教育』、学文社、2019年9月 (ISBN: 9784762029158)
今後の主な活動予定
科学研究費助成事業(基盤研究(B))「子ども・若者支援における専門性の構築─「社会教育的支援」の比較研究を踏まえて─」(2018〜2021年度)の共同研究者として、子ども・若者支援の専門資格化の研究を継続

地域や産業界、自治体に向けて

地方創生総合戦略で人口減少を食い止めるための効果的な施策が地方自治体に求められるようになりました。このことで様々な子ども若者、子育て家庭への支援策の拡充が展開されております。さらに効果的なものにするには地域住民の協力による子ども・若者への居場所・出番づくりが不可欠です。地域の創意工夫による次世代育成が地域づくりの担い手確保という循環につながるよう、微力ながら伴走させていただければ幸いです。
関連情報
教員教育研究業績
https://researchmap.jp/hinoue2016